やっぱ結構親切にわからせようとしてるよね、とか考えてたら、編集と現実との境界を意識したギミックで迫りくる開幕。
あのまま2クール目もやれたら盛り上がっただろうなとも思うけど、間があいたのと、今だからこそ2期の1話がより強烈な意味を持ったんだよね。
OP明けとか、受け手の時間の感覚も組み込んだ構成と、ホラー感のある演出がいい。
ドッペルの中、映画みたいな空気が作れてるし、そういうことなんだろうなってきちんと想像しながら観ていける尤もらしさがある。
マギレコの着地点がどうなるかはわからないが、公開初日にシン・エヴァンゲリオン劇場版を観た時も思ったけど、幾原邦彦さんって輪るピングドラムどころかセーラームーン(今年になって全話観返しました)の頃からそこに到達してるんだよね。
病室のシーン、ずらしの技術が凄いし、不気味に想像力を刺激する。夢、空想、記憶。
今回、カレル・ゼマン、シュヴァンクマイエル感が濃厚で、ある意味やちよさんでバランス取ってるけど、色々な方面からヤバいね。深層心理、本当の願い。
ここまでやらないと受け手の心の奥深くから引きずり出せないもの、表現出来ないことがあるのかも。
ある種のメカニズムの映像化としても、ここまで出来るのはメガヒットコンテンツの強みだね。1話分の情報量じゃないよこれ
覚醒前夜 3話のキャプ画像まとめ倉庫「持ちきれないほどあったでしょ」キャプチャー