前にもちょっと触れてた新しい水族館、こうやって絡ませてくるんだ。イメージや対比もいい開幕。
何をどう見せるために誰をどうするかっていうのが、抜群に上手い。
マス向けのメジャー作品の平均値が高めだった頃の実写みたいな作りだし、人と人との絡ませ方が勉強になるね。
コンプレックスをバネにするのは一つのやり方ではあるけど、そうやって書かれたものとは視点、目指している場所が違う。
自覚無自覚、本当はどうなのかってことも含めた人間そのものの表現がいい。話数単位での着地点を想像させながら、必要な情報を開示し改めて世界観を固めていくね。
逢田梨香子さん、作中でもキャラとしての演技の使い分けが上手い。
個というよりは我にスポットが当たるけど、それぞれがおそらくの知識と経験、それに年齢に基づいた発言をするんだね。
10代の頃は特に答えを一つに決めたがるものだけど、どっちでもよかったり、そのどっちもでもよかったりするものなんだよ。
まずは知ることだけど、本当に大事なことは、それが答えってのじゃなく、誰かに教えてもらうものですらなかったりする。
その人がその場所、楽しみ方も人それぞれ。ただやればいいってものじゃなくて、無駄が多く感じるものは、出来るようになるためのものを教えてもらってるだけじゃないんだよね。
出だしに思ったのと少し違う話数だったけど、1話の情報量が多く面白かった
9話のキャプ画像まとめ倉庫「刺客のシンデレラ」キャプチャー