個と個の内面と関係性、少しずつだが確実に変化したものを表現する空気感が上手い開幕。
毎週欠かさず観てるから当たり前ってだけでなく、ちゃんと帰りだってわかる作りがいい。車窓からの景色も粋な使い方する。
今年の北海道は特にだけど、異常気象で気温に関しての話題は常識として伝わらなくなっていくのかな。
夏休み明けの雰囲気がよく出てる。星野薫さん、男役志望以前に骨格と合ってなかったからショートの方がいいね、というのと共にこの話数での視点が定まっていく。
前だと体型で今回は日焼け、当たり前に必要なことを絡ませて進んでいく様がいい。
意識、意志、信念。中学高校の頃にそれを持ってやっていたかで、その後の道程は大きく変わる。10代の頃は特に、大事なものほど期限付き。それも後からでは手に入らないし、決して取り戻せない。
さらさの家に限らず、老人との繋がりで導き出していくのが抜群に上手い。10代の夢と人との距離、よく出来ててAパートから既に何度も泣きそうになった。タイミング、分かれ道も描けてる。
あるラインまでは才能なんかなくても誰でも努力で確実に行けるけど、その先では必ずメンタルが必要になるんだよね。
覚悟の量ってのは、ベットしたものの大きさ。やりたいようにやって、なりたいようになれ。
なれた人も、なれなかった人も、届いた人も、届かなかった人も。いつかみんな自分がその家に生まれたことに、女の子として生まれたことに、男の子として生まれたことに、そして自分と自分の人生に誇りを持てるようになるといいね
かげじょ 8話のキャプ画像まとめ倉庫「薫の夏」キャプチャー 第八幕 歌劇少女