一音でわかる、モノが違う。っていうかこの美術はなんだ。砂もだけど、風力発電のちょっとした光の反射や波や草の揺れ方からも伝わる通り、風というものへの拘りが凄い。
それはそのまま音への拘りにも繋がるわけだけれども。前期は音響が人様の前に出せるレベルじゃない作品が目立ったけど、これは鳴りや残響にも気が配られていて、劇伴もよさそう。
カット一つとっても意味の配置が凄く、視線誘導してきちんと想像させ伝えてくるね。内面の動きと言葉、受け手に見せる表情の切り替えもいいよ。
台詞や発想、タイミングにも尤もらしさがあるし、お約束も忘れない。
スマホの操作の仕方一つ、その指先だけでも表現されている情報量が多いね。これはプロの仕事。アイスとか、意味がなさそうな小物や場面にも必然性がある。
本質的なものを語るためのギミックも観やすさに直結してるね。いちゃりばちょーでー、現実感とのバランスがいいこういう作品が観たかったんだ。
ガラスへの映し方と通し方、その表現は歴史上でもトップクラスかも。
モチーフもテーマ性も、映画で扱うようなものが選択されているね。こういう子の特徴をつかんでいて、それが思い切りや勢いを生んでる。がんばってえらい。これはきっと今時代が必要とした作品、なんとかなるさ
1話のキャプ画像まとめ倉庫「熱帯魚、逃げた」キャプチャー