物語の早い段階で現実として出してくるとは思ってたけど、想像以上に効果的なやり方できたね。使われている写真やピンポイントに没入感を高める劇伴など、ちょっとやり過ぎなくらい濃縮した開幕。
10代で学外でも経験していく、人生の縮図としての進行がいい。別に喋らなくても、ただそこにいるだけで今回特にカメ一のお客さんもいい味出してる。
会話、やり取りの中で自然に探っていくこと、必然性のある絵になるシーンがいいね。
熱意さえあれば実現可能な中でも面白いことは浮かぶし、その先は転がる石なんだよ。こういう過程をどう見るかっていうのは、それはそのまま鏡になってる。全部繋がっていて、それが独自の強みになっていくんだ。
素人さんや頭身の低い作品だとそのまま突っ切ることが多いようなところに触れてくるのもいいし、そのあたりの等身大の危うさにも尤もらしさがある。
何もない完全に自由なところから面白いものが浮かぶのは一部の天才だけで、制約の中にこそ面白いことは浮かぶんだよ。
放置するところは放置して、きちんと言うべきことを言い、その先へ自主的に向かうよう導く。ちゃんと見てるってこと。いい大人が描ける作品はいい作品なんだよ。
今までのすべては自分の中にあって、そしてこれからのすべては自分次第。知ることと、忘れないこと。時にそれが幻でも、それでまた前を向いて進めるのならそれでいいじゃない。お盆近くの時期にやる、深い意味と意義を感じる。
入り口は何でもいい。たとえ確かじゃなくても、予測不可能な経験の連続で、どこまでも人生は豊かになっていくんだよ
6話のキャプ画像まとめ倉庫「スイーツラプソディ」キャプチャー