海だッ!と思ったら、場面の作り方がいい開幕。
ドラマっぽさや美術のよさもあってか、自然と自分の中の実写的なイメージとの中間で映るんだよね。
コッコロ以降の伊藤美来さん、ルックスと声質のよさ以上に、本当に出来ることの幅が広がってる。
そうはならんやろ、と思いつつも、すぐに大きな結果が出ないと嫌になっちゃう現代的な感覚でなく、着実。
それ、タイプによっては休みにならなくない?とも思うけど、きちんと機能した大人からお話が転がっていくのがいい。
服の脱ぎ方一つとっても、内側の表現と拘りが凄いね。
海にお祭りに花火、そういったイベントや楽しみがあって初めて夏を受け入れているのであって、夏自体はただ暑いだけで本当に嫌いなんだなってことがよくわかってしまったので、映像作品の中でもこういうのはいい。こうして向き合って観てるのも何かの縁だしね。
子供の頃はみんな同じようなところを通るのかな、とか考えてたらそこから大事な方に向いていく構成がいい。必要な画がバシッとくるし、ベタだけどきちんと考えてやるべきことやって作られてる。アイキャッチもシンプルだけど、Aパートのラストから上手いこと出来てるね。
他の道は考えられないし考えたくもないとか、このくらいの年齢ならおかしなことじゃないけどね。現実と感情との速度も含めて。
実写だと女の子同士でもリアル過ぎて気持ち悪くなっちゃうところを、アニメだとここまでやっても形になるんだ。
学校周りの視点の時代性やはみ出し者の受け皿としての考え方は狙ってやってるんだろうけど、後半どんどんよくなっていったね。ここでこのキャラは誰を浮かべて何のことを言っているのかとか、ちゃんと観てればわかるし。
普段とは違う角度からスポット当たって面白かった。大人になると飲みたくなることもあるんだよ
7話のキャプ画像まとめ倉庫「アイスで乾杯」キャプチャー