ストレスがない作りにも、色んな上手いやり方があるよね。そういうことね、と予告でわかってはいてもちゃんと笑っちゃう開幕。
これ一本で劇場版やれそうな作り。映像面もそうだけど、言葉がわからない時の感じとかよく出せてるな、からのHello World。
特に主な女性の日本との違いや、同じ国でも道一本違うだけでの空気の違いとか細かいところまで描けてる。
暴力の超能力っぽい描写や、ちょっとした言葉選びと台詞の組み方でカンナちゃんから見たものという世界観を損なわないね。
実際、映画でやるような、ある日、ある時として唐突なようでいて説明にも無駄がなくすんなり入っていける。
街と人の流れ、表現として必要なものではあるのだけれども、そこまでやらなくてもええんやでってくらい描かれてるね。
子どもの心理や、子どもから見た世界も非常に大事にしてる。
誰かに重ねたり、人のことだからこそわかること。とか考えてたら、本場のハイエース。色々な層を満たすものとして、才川で出来ないことをやってるってのもあるのかな。
当たり前に世界中すべてを救うことなんて出来ないし、この世界は微妙なバランスの上に成り立ってる。だから、取り返しのつかないことはしちゃいけないし、そうならないように細心の注意を払わなくてはならない。
親ガチャとか言って誰かや何かのせいにするのは自由だけど、別にどこの家にだって色々あるんだよ。その上で自分が何を選んで、じゃあどうするかってだけ。
ウォーリーをさがせ!っていうか、1期からずっと本当にこの作品は視点が凄いよ。
そっち?とか、そうは転ばないんだとか夏休み感を込めながらも、設定的に時間の概念を絡ませずに出来ることが多いね。そうなるところもそうならないところも、そうやって構成が読みにくくなる。
子どもの好きそうなワードや、CAMPEとかも芸が細かい。
ある程度の年齢になったら、時々は今までとそして今ある普通の幸せを見つめ直してみるのもいいかもね
10話のキャプ画像まとめ倉庫「カンナの夏休み(二か国語放送です!?)」キャプチャー